基本情報
まずはモンゴルの「数字」から日本の約4倍の広さに、人口は約359万人。人口のおよそ半分が首都ウランバートルに住み、地方では今も家畜とともに移動しながら暮らす遊牧の文化が続いています。
日本とモンゴル
日本とつながりの深い話題から、今のモンゴルを紹介します。
数字で見る日本とモンゴル
大相撲とモンゴル
モンゴル相撲(ブフ)で育った力士たちモンゴルにはナーダムでも行われる伝統の「モンゴル相撲」があり、子どものころから相撲に親しむ人が多くいます。日本の大相撲でも多くのモンゴル出身力士が活躍し、これまでに6人が最高位の横綱になりました。
日本の協力でできたもの
ウランバートルで見られる「日本」チンギス・ハーン国際空港
2021年7月4日に開港したモンゴルの空の玄関口(新ウランバートル国際空港)。日本の円借款で建設され、三菱商事・成田国際空港・日本空港ビルデング・JALUX の日本企業連合が、モンゴル政府との合弁会社で15年間運営しています(出資は日本側51%、モンゴル側49%)。
太陽橋(ナルニー・グール)
ウランバートル中心部で線路をまたぐ、全長895mの橋。日本の無償資金協力(約37億円)で建設され、2012年10月に開通しました。モンゴル最大の鋼の橋で、「日出ずる国・日本からの贈り物」という意味をこめて「太陽橋」と名付けられました。
Нарны гүүр
暮らしの中の日本
街を走る日本車
モンゴルでは車はすべて輸入で、その多くが日本から来た中古車です。寒い冬でもエンジンがかかりやすく品質がよいことや、大気汚染対策でハイブリッド車が優遇されたこともあり、トヨタのプリウスが特に多く走っています。
日本語を学ぶ人たち
モンゴルで日本語を学ぶ人は1万3千人をこえ、世界で20番目の多さです(2021年度)。日本で働いたり学んだりする人も増え、日本に住むモンゴルの人は2万人をこえています。
『スーホの白い馬』
日本では、馬頭琴が生まれたわけを伝える「モンゴルの民話」として知られ、1960年代から小学2年生の国語の教科書(光村図書)にのっています。ただし、もとになったのは中国の内モンゴルで1950年代にまとめられた『馬頭琴』というお話で、モンゴル国ではほとんど知られていません。モンゴル国で馬頭琴の始まりとして語られるのは「フフー・ナムジル」という別の伝説です。馬頭琴について →
日本とモンゴルの歩み
- 1274年・1281年元寇(蒙古襲来)モンゴル帝国(元)の軍が2度にわたって九州に攻めてきました。
- 1939年ノモンハン事件(ハルハ河戦争)満洲国とモンゴルの国境をめぐって、日本軍とソ連・モンゴル軍が5月から9月まで戦いました。
- 1945年〜モンゴル抑留第二次世界大戦のあと、約1万4千人の日本人がソ連からモンゴルに送られ、ウランバートルの街づくりなどで働かされました。約2千人が亡くなっています。
- 1960年代『スーホの白い馬』が教科書に絵本は1961年に発表され、小学2年生の国語の教科書にものって、今も読みつがれています。もとは中国の内モンゴルでまとめられたお話です。
- 1972年国交樹立2月24日、日本とモンゴルが外交関係を結びました。1990年のモンゴル民主化のあと、交流が大きく広がりました。
- 2001年日本人死亡者慰霊碑抑留中に亡くなった人をしのぶ慰霊碑が、ウランバートル北部のダンバダルジャーの丘に建てられました。
- 2010年日本人のビザが不要に30日までの滞在なら、日本人はビザなしでモンゴルに行けるようになりました。
- 2012年太陽橋が開通日本の協力でできた、モンゴル最大の鋼の橋です。
- 2021年チンギス・ハーン国際空港が開港日本の円借款で建設され、日本企業連合が運営に参加しています。
- 2022年国交50周年記念の行事が両国で開かれました。
- 2025年7月天皇皇后両陛下がモンゴルをご訪問両陛下としてはじめてのご訪問で、日本人死亡者慰霊碑に花を供えられたほか、ナーダムの開会式や弓射・競馬をご覧になりました。
かんたんモンゴル語
ひとこと話すと、ぐっと距離が縮まります| 日本語 | モンゴル語 | 読み方 | ローマ字 |
|---|---|---|---|
| こんにちは | Сайн байна уу? | サエン バエノー | Sain baina uu |
| 元気です | Сайн сайн | サエン サエン | Sain sain |
| ありがとう | Баярлалаа | バヤルララー | Bayarlalaa |
| さようなら | Баяртай | バヤルタイ | Bayartai |
| はい / いいえ | Тийм / Үгүй | ティーム / ウグイ | Tiim / Ugui |
| すみません | Уучлаарай | オーチラーライ | Uuchlaarai |
| これはいくら? | Энэ хэд вэ? | エン ヘド ウェ | Ene khed ve? |
| おいしい | Амттай | アムッタイ | Amttai |
| 私の名前は〇〇です | Намайг 〇〇 гэдэг | ナマエグ 〇〇 ゲテグ | Namaig ... gedeg |
読み方はカタカナでの目安です。
旅行のコツ
はじめてのモンゴル旅行に- ビザ:日本のパスポートなら、30日以内の滞在はビザ不要(2010年から)。31日以上の滞在は事前にビザが必要です。最新情報は出発前に在モンゴル日本国大使館で確認を。
- ベストシーズン:6〜8月。7月はナーダムでにぎわい、9〜10月は人が少なめで過ごしやすい時期です。冬(11〜2月)は厳しい寒さになるので、しっかりした防寒が必要です。
- 服装:夏でも朝晩は冷えます。重ね着できる上着と、強い日差し対策(帽子・日焼け止め・サングラス)を。晴れの日が多い国です。
- ゲルでのマナー:入口の敷居は踏まない。中では時計回りに動く。真ん中に立つ2本の柱の間は通らない。物を受け取るときは右手で(右ひじに左手を添えるとていねい)。
- 電源:220V・50Hz。日本の平たい2本ピンは使えないので、丸ピン(C/E型)の変換プラグを持っていきましょう。
- 移動:地方は舗装されていない道が多く、時間どおりに進まないことも。遠くへ行くときはガイドや運転手付きのツアーが安心です。
出典
2026年10月に確認- 面積・人口・通貨・時間帯・文字:Wikipedia「Mongolia」(人口は2025年推計 3,591,120人)、CEIC Data「Mongolia Population」
- 世界遺産:UNESCO World Heritage Centre「Mongolia」
- ビザ:在モンゴル日本国大使館「査証(ビザ)」
- 気候・電源・料理:Wikivoyage「Mongolia」
- あいさつ:Wikivoyage「Mongolian phrasebook」
- ゲルでのマナー:Amicus Mongolia「Mongolian etiquette」
- 国交樹立・50周年:在モンゴル日本国大使館「日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念特設ページ」、日本モンゴル協会「日本モンゴル外交関係樹立50年の歴史」
- 日本に住むモンゴルの人:出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数について」
- 日本語を学ぶ人:国際交流基金「2021年度 海外日本語教育機関調査」
- 横綱:Wikipedia「モンゴル出身横綱一覧」、nippon.com「平成以降の横綱一覧」
- 空港:JICA「モンゴルで新しい国際空港が開港」、ジェトロ「モンゴルで新国際空港が開港、日本企業連合が運営に参画」
- 太陽橋:在モンゴル日本国大使館「太陽橋 開通式」、ミツカン水の文化センター「モンゴルと日本をつないだ太陽橋」
- 日本車:日本経済新聞「プリウスだらけのモンゴル」(2017年)、レスポンス「気になるモンゴルの自動車マーケット」(2018年)
- スーホの白い馬:Wikipedia「スーホの白い馬」、ミンガド・ボラグ『日本人が知らない「スーホの白い馬」の真実』(扶桑社)、レファレンス協同データベース(教科書への掲載)、みんなの教育技術「スーホの白い馬」、福音館書店『スーホの白い馬』
- 元寇:Wikipedia「元寇」 ノモンハン事件:Wikipedia「ノモンハン事件」、レファレンス協同データベース
- モンゴル抑留・慰霊碑:時事ドットコム「日本人死亡者慰霊碑」、厚生労働省「日本人死亡者慰霊碑(モンゴル)」
- 両陛下のご訪問:宮内庁「天皇皇后両陛下モンゴルご訪問」